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ひまわりの花
2022.12.22

 

 

Case43

 

 

暑い夏の日。
明るい笑顔が印象的なお二人のフォトウェディングがありました。

 

お支度の途中
お母様がお部屋にいらっしゃって。
手にはひまわりの花がいっぱいにあしらわれた
美しいブーケ。

“娘が結婚するときブーケを作ってプレゼントすることが夢だったんです”

そう話し、新婦様にプレゼントを。

 

えーー!と、驚き照れる新婦様。
えへへ〜!同じく照れ笑うお母様。

顔を合わせるのは恥ずかしいなとお互い照れ笑い、
心温まる瞬間でした。

 

この日の撮影は
新婦様の強いご希望で、ひまわり畑を予定をしていました。
半年以上前から決まっていたこと。

 

“新婦様、ひまわりの花が大好きなんですね”
そうお母様に話すと、

新婦様がひまわりの花を特別に大切にされる理由を話してくださいました。

 

〈 ただ、ひまわりが好き 〉

そうではなかったことが、
その時わかりました。

 

その理由には、
幼少期の哀しいエピソード、
そして家族を大事に思う気持ちが込められていて…

新婦様の心にある想いを知ることができました。

 

ただ表面的なお付き合いだけでなく
心の奥深くまで気づくことができたなら、
私達が撮る写真にも それは表れると思います。

 

質問に対して
“はい” と “いいえ”
それだけで終わりでなく、
その奥にあるもの。

 

そこを気づくことができたり、
話してもらえる。
全てを知ることが正解ではないのかもしれないけど、
安心して話してもらえる、
聞いてほしいな、と思ってもらえる、
そんなスタッフになれたらなと、
そんなことを気づかせてもらいました。

 

 

 

ひまわり畑の後は
新郎様のご実家近くへ移動して撮影。

そこでご家族みんなが出迎えてくださって。

スリッパ姿のおじいちゃんが、
なんとも愛らしくて。

 

撮影の様子を見て、
“わ〜!!!”
と、目をキラキラさせながら興奮されるお母様。
“すごい!!まるで、結婚式のロケーション撮影みたいね!!”
と一言。
え!まさにその言葉通りです!
と、みんなでツッコんだり。

 

いつもの家族の様子が伺えて
自然体な姿がとても心地よく、
新郎新婦様のリラックスした表情が
幸せに満ちあふれていました。

 

長い階段を息切れしながらみんなで登り
その先にあった絶景。


穏やかな海と山に囲まれた、美しい場所。

いつもお客様が、私達の知らない景色を教えてくれる。
なんて贅沢なんだと、毎回思います。

 

あいにくの曇り空でしたが、
それを感じさせないほどに
明るくこの日を楽しんでくださったお二人やご家族様。

出逢いに感謝しています。

大切な時間をご一緒させていただき
ありがとうございました。

Cast

Cameraman

西尾 優一
YUICHI NISHIO

Planner

長島 沙耶
SAYA NAGASHIMA

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